悪魔の館へようこそ



日曜日の朝。


「あれ?
羅夢ちゃん
もう出掛けんの?」


「うん♪」


少し早い気もするけど
デートは長いほうがいいし。


「海斗は?」


「まだ寝てると思う。」


「起こしてこようか?」


「ううん、いい。
待ち合わせ
一度してみたかったから。」


今までは
家に来てもらったり、
待ち伏せされたりだったから。

迎えに行ったことも
あったな…。


.
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