悪魔の館へようこそ



「やっぱり。
羅夢ちゃんが入って来るかも
って考えてたら…、
本当に来たね。」


そう言って微笑まれた。

読まれてたか…。

残念。

まぁ、いいけど。


「座って座って。」


「うん。」


身体だけは
洗ってあげよう。


「颯太くん。
いつから気付いてたの?」


「何が?」


「あたしの…性格?」


てか、本性?


「今。
今、羅夢ちゃんが
聞いて来たので
確信した。」


てことは…。

はぁー…。


「なーんだ。
それならもうちょっと
続けてれば良かった。」


.
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