悪魔の館へようこそ



「そこまでー。」


「へ?」


急に身体を後ろに引かれ
驚いた。

もう少しで触れてたのに。


「羅夢返してねー。」


意味分からないけど、
お姫様だっこされたまま
海斗の部屋に直行。


「俺が先でしょ。」


「ヤキモチ?」


「可愛く言ったらね。
実際は早く食いたくて
我慢出来なくなっただけ。」


海斗らしい。

大胆さは海斗が1番。


「今日はいろいろ気使って
疲れちゃった。
だから、苦しくなるのとか
声出さないといけないのは
無理。」


「殺生なこと言うね。
我慢出来るかなー。」


「出来ないなら
部屋戻る。」


早くお風呂入りたい。

颯太くんと一緒に
入れば良かった。


.
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