悪魔の館へようこそ



「待って!
我慢します!」


「本当溜まってるんだね。」


海斗とあたしの違うとこは
そこだね。


鼻歌まで歌ってるよ。


「あたしまだお風呂
入ってないよ。」


服を脱がされながら
そう言うと、
気にしないと言わんばかりに
微笑んでくる。


「薔薇の匂いがする。」


さっそく手を動かしながら
鼻を当ててくる。


「あたしっぽいでしょ?」


「うん。」


なんか少しだけ
ヤる気出て来ちゃったよ。

これじゃあ
海斗と一緒じゃん。


.
< 30 / 220 >

この作品をシェア

pagetop