悪魔の館へようこそ



「何してんの?」


急にドアが開き、
颯太くんがあたし達を見る。


「海斗が襲って来たから
宗ちゃんに守って
もらってるの。」


「ふーん。」


とあたし達を順番に見る。


「羅夢ちゃん、
これ着て。
で、部屋で着替えて来て。」


颯太くんのパーカーを
肩に掛けてくれてる。


「…でも。」


シャワー
まだ浴びてない。


「宗士が大変だから。」


よく見ると、
目をグルグル回してる。

あたしのせい…だよね?


「着替えて来ます。」


宗ちゃんのことは
颯太くんに任せて
部屋に戻った。


.
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