悪魔の館へようこそ



「羅夢…、本気?」


「本気よ。
そうでなきゃ、3人も
住ませるはずないでしょ。」


食費も水道代も電気代も
全部あたし持ちなんだから。


「そんなの話違っ…。」


「知ったことじゃない。」


おじいちゃんが
何て言ったかなんて
関係ない。


「出て行くなら
出て行ってくれていいよ。
その代わり今日中にね。」


一つでも残ってたら
捨てるから。


「今から新しい部屋
探すの大変だね。
転校の手続きも。」


「「「〜っ!」」」


「どうする?」


待ってた。

ずっとこの時を。

おじいちゃん、
ありがとう!


「悪魔の館へようこそ♪」


.
< 44 / 220 >

この作品をシェア

pagetop