悪魔の館へようこそ



「海斗、
本当よろしくね。
何かあったら
すぐ電話してね!」


宗ちゃん、ごめんなさい。

宗ちゃんのことは
本当に心配だけど!

だけど…。

デート行って来ます。


「じゃあな、海斗。」


「いってきます。」


久しぶりのデートで
あまりにも嬉しかったもので。

それも下心なし!

…たぶんね。


「…!」


急に触れた左手。

その先は
颯太くんの右手に
繋がっていて。

なんだか恥ずかしくて。

なんでか照れた。


.
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