悪魔の館へようこそ



よし。


「いい匂い。
出来たの?」


「うん、運んで。」


颯太くんに運んでもらって
お皿などを用意してる間に
海斗が階段から降りて来た。


「宗ちゃん、
今起きたから
もう少ししたら
降りて来るって。」


良かった。

本当良くなったのかな。


「これ、開けていい?」


「いいよー。」


ふわーっと舞う白い湯気。

美味しそう♪


階段を降りる音が聞こえた後
宗ちゃんがリビングに
顔を覗かせた。


「あ、宗ちゃん。
大丈夫なの?」


「うん。」


.
< 95 / 220 >

この作品をシェア

pagetop