ぎゅっとして
第2章
「岸本利緒?」
美玖が興奮気味に出した名前を繰り返す。
その名前は、ジュエリーデザイナーを目指すものでなくても、聞いたことくらいはあるだろうというくらい有名な名前で・・・・
「知らないわけないじゃない。世界的に有名なジュエリーデザイナーだよ?あたしの憧れの人!」
「じゃあさ、慧君がその岸本利緒の息子だって知ってた?」
その言葉に、あたしは固まった。
―――は?今なんて?慧が・・・・・・
「・・・・・嘘」
美玖が興奮気味に出した名前を繰り返す。
その名前は、ジュエリーデザイナーを目指すものでなくても、聞いたことくらいはあるだろうというくらい有名な名前で・・・・
「知らないわけないじゃない。世界的に有名なジュエリーデザイナーだよ?あたしの憧れの人!」
「じゃあさ、慧君がその岸本利緒の息子だって知ってた?」
その言葉に、あたしは固まった。
―――は?今なんて?慧が・・・・・・
「・・・・・嘘」