ぎゅっとして
「うん。一緒にいると癒される感じ?」


「あはは。そうかなあ。あー、でも、だから慧と仲良くなったのかも」


「え・・・・・」


慧の名前にドキッとする。


「慧って・・・・・どんな感じだったの?」


「昔は、もっととがってたよ。いつも1人だったし、干渉されるのをいやがったし・・・・・。女の子と話すのなんかほとんど見たことない」


「へえ・・・・・そうなんだ」


「だから、優衣ちゃんが慧と仲良くなった時には正直びっくりしたよ。一緒にランチしてたり2人で帰ったり。きっと好きなんだろうなってすぐにわかった」


にっこりと微笑む相馬くん。
 
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