ぎゅっとして
第8章
「結婚式を挙げようって、言ったんだ。2人だけの結婚式を挙げたいって。会うのは、これで最後にするからって・・・・・。それで、彼女はウェディングドレスを着てくれたんだよ」
満足そうに微笑む上杉さん。
あたしは、その場からそろそろと立ち上がった。
「きれいだったよ、とても・・・・・。それから、僕は彼女に式の当日つけるはずだったネックレスをつけてあげるからって言って後ろを向いてもらった。そしてネックレスをつけてあげて・・・・・そのまま、僕は彼女のヴェールで、彼女の首を絞めたんだ・・・・・」
あたしは、一歩後ずさり、彼から離れた。
でも、また一歩近づかれてしまう。
「仕方がなかったんだ・・・・・彼女がいたら、僕は君とは結ばれない・・・・・僕は、君を愛しているんだよ・・・・・だから・・・・・」
満足そうに微笑む上杉さん。
あたしは、その場からそろそろと立ち上がった。
「きれいだったよ、とても・・・・・。それから、僕は彼女に式の当日つけるはずだったネックレスをつけてあげるからって言って後ろを向いてもらった。そしてネックレスをつけてあげて・・・・・そのまま、僕は彼女のヴェールで、彼女の首を絞めたんだ・・・・・」
あたしは、一歩後ずさり、彼から離れた。
でも、また一歩近づかれてしまう。
「仕方がなかったんだ・・・・・彼女がいたら、僕は君とは結ばれない・・・・・僕は、君を愛しているんだよ・・・・・だから・・・・・」