ぎゅっとして
第10章
「慧、お待たせ」
あたしと莉緒さんは、部屋に戻っていた慧の元へ行った。
慧があたしたちを見上げる。
「―――ずいぶん話し込んでたね」
その言葉に、莉緒さんがにっこりと笑う。
「ええ。良かったわ、優衣さんとお話できて。わたしたち、すっかり気が合ってしまって」
「―――優衣とのこと、認めるってこと?」
「もちろんよ。それから―――フランスへは行かなくていいわ」
莉緒さんの言葉に、慧は目を見開いた。
「マジ!?」
あたしと莉緒さんは、部屋に戻っていた慧の元へ行った。
慧があたしたちを見上げる。
「―――ずいぶん話し込んでたね」
その言葉に、莉緒さんがにっこりと笑う。
「ええ。良かったわ、優衣さんとお話できて。わたしたち、すっかり気が合ってしまって」
「―――優衣とのこと、認めるってこと?」
「もちろんよ。それから―――フランスへは行かなくていいわ」
莉緒さんの言葉に、慧は目を見開いた。
「マジ!?」