ぎゅっとして
慧にとってのあたし。


それは、同じ大学の、単なる友達の1人。


わかってたはず。


それでもいいって。


傍にいられればいいって、そう思ったのはあたし。


なのに、何で涙が出てくるの・・・・・?


後ろにいる慧の顔を見ることが出来ず、あたしはただ走り続けるしかなかった・・・・・。

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