ぎゅっとして
美玖の中学の時の同級生だという相馬君という男の子と仲がいいらしく、自然とグループ行動することが多くなったあたしたちだったけど、必要なこと以外話そうとしない慧はとっつきにくくて一緒にいても何を話したらいいのかわからない。
滅多に笑わないし、いつもどこか遠くを見ているようで、あたしたちとは違う方向を見ているような気がしていた。
ある日、みんなでゲーセンへ遊びに行ったことがあった。
美玖とあたしはクレーンゲームの景品が欲しくて何度も挑戦してた。
景品はピンクのエナメルバッグ。美玖は6回挑戦したけど取れなくて、諦めて相馬君たちがいる他のクレーンゲームの方へ行ってしまって。
あたしはどうしても欲しくってまた挑戦して・・・・・後もう少し!というところでまたそれがクレーンから落っこちてしまって、思わず大きな声を上げた。
「ああ!!もうちょっとだったのに~~~」
滅多に笑わないし、いつもどこか遠くを見ているようで、あたしたちとは違う方向を見ているような気がしていた。
ある日、みんなでゲーセンへ遊びに行ったことがあった。
美玖とあたしはクレーンゲームの景品が欲しくて何度も挑戦してた。
景品はピンクのエナメルバッグ。美玖は6回挑戦したけど取れなくて、諦めて相馬君たちがいる他のクレーンゲームの方へ行ってしまって。
あたしはどうしても欲しくってまた挑戦して・・・・・後もう少し!というところでまたそれがクレーンから落っこちてしまって、思わず大きな声を上げた。
「ああ!!もうちょっとだったのに~~~」