ぎゅっとして
講義室に入り、いつもの席に美玖の姿を見つけ、隣に座る。
「何してたの?」
不思議そうな美玖の問いに、あたしはそっと美玖の傍に寄り、耳打ちをした。
「あのね、相馬君が今度4人でどっか行こうって」
「へ?相馬っちが?・・・・・え、もしかして相馬っちって優衣のこと好きなの!?」
突然大きな声を出した美玖の口を、慌てて押さえる。
「ち、違うってば!そうじゃなくて!!」
「そこうるさい!」
講師の先生の怒声が響き、あたしたちは一緒に小さくなる。
「もう、美玖ってば声大きい」
「ごめんごめん。で?4人て、あと1人は?」
「・・・・・慧」
そう言うと、美玖はピンと来たようににやりと笑った。
「何してたの?」
不思議そうな美玖の問いに、あたしはそっと美玖の傍に寄り、耳打ちをした。
「あのね、相馬君が今度4人でどっか行こうって」
「へ?相馬っちが?・・・・・え、もしかして相馬っちって優衣のこと好きなの!?」
突然大きな声を出した美玖の口を、慌てて押さえる。
「ち、違うってば!そうじゃなくて!!」
「そこうるさい!」
講師の先生の怒声が響き、あたしたちは一緒に小さくなる。
「もう、美玖ってば声大きい」
「ごめんごめん。で?4人て、あと1人は?」
「・・・・・慧」
そう言うと、美玖はピンと来たようににやりと笑った。