ぎゅっとして
「なるほどね~。相馬っちもやるじゃん。で?当然O.Kしたんでしょ?」


「うん、まあ・・・・・でも、慧は・・・・・」


「大丈夫だって!ね、後ろ見てみ」


「え?」


美玖に言われ、後ろを振り返ってみると・・・・・


そこには、頬杖をつき、不機嫌な顔であたしを睨む慧がいた。


「もう、すんごい不機嫌だったんだから」


こそこそとあたしに耳打ちする美玖。


「何で?あたし何かしたっけ?」


小声で返すあたし。


「そりゃ、優衣が相馬っちとどっか消えちゃったからに決まってんじゃん」


「は?何それ」
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