シンデリラ
次の日…
 

ジュリアンヌたちはキラキラした宝石ときれいなドレスを身にまとい、オーラと香水を振りまきながら、3人の時価○○百万はするであろう美しい靴を磨いているシンデリラの前に現れました。


「さっさと磨きなさいよ。それと、私たちが帰ってくるまでにちゃんと掃除しておいてちょうだいね」


とジュリアンヌはシンデリラを見下して言いました。


シンデリラがそれぞれの靴を磨き終わるとすぐ、3人はピカピカに磨き上げられた靴を履いて舞踏会へと行ってしまいました。


シンデリラは次第に焦りだします。


(そうよ、お義母様たちが帰ってくるまでに掃除を終わらすなんて、そんなの無理だわ…)


「ああ、あの招待状は意味がないのかしら」


玄関の掃き掃除をしていると、ほうきの中からまたあの魚のような頭をした魔法使いが出てきました。
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