シンデリラ
シンデリラが言い訳を考えていると、天井から魚のような頭をした魔法使いが出てきました。
 

「チキンプリプリそ~れ。時間よ止まれ!王子のさっき記憶よ消えろ!」


魔法使いがそう言うと、時間が止まり、王子様は動かなくなってしまいました。
 

「ま、魔法使いさん!」


「さあ、男子トイレから出なさい。またヘンタイと間違えられますよ」


シンデリラはなんとかその場をやり過ごしました。


しばらくすると、王子様がシンデリラの前を横切っていくのが見えました。


これぞとばかりにシンデリラは王子様に猛アピールしました。


「王子様!私シンデリラといいます。一緒に踊っていただけませんか?」


王子様はシンデリラのあまりの美しさに翻弄され、さっきまで踊っていたキャサリンを捨て、シンデリラと踊り出しました。
 



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