メイドなあたしとイジワルご主人様。
手を強く握られた感覚で、あたしは起きた。


顔を上げると、そこには裕介が目を開けて、不機嫌顔でいた。


「あ、裕介。おはよう。無事でよかったぁ。」

あたしはちょっと涙目で裕介に軽く抱きついた。


「いってぇ!」

「あぅ。ごめんー。」


あたしは急いで離れた。
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