メイドなあたしとイジワルご主人様。
「うーん。それは覚えてるけど、この石…思い出せないな。」


裕介はちょっぴり寂しそうな顔をした。

「あの時さ、楓がくれたじゃん。この石。
みんなできれいだね。って言って。
んで、俺に『あげる』って言ってきたじゃん?」


…あぁ、そういえば、なんだか知らないけど、裕介にあげたんだった。


何でだったんだろう。

「そうだね。でも、何でこの石?」
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