メイドなあたしとイジワルご主人様。
お姫様抱っこだし。

冷かされながら、あたし達は体育館を出た。


無言の裕介が向かった先は、空き教室。

素直に保健室行くとは思ってなかったけどさ。

やっぱり?みたいなね。


「なぁ、楓。明日何の日かわかってるよな。」

あたしを机に腰掛けさせた裕介は話し出した。


「文化祭、だよね。」

それ以外思いつかないし。
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