メイドなあたしとイジワルご主人様。
カタカタ…

背後でそんな音がしていたのに、いきなり消えた。


そして、楓から声があがった。

「ちょっと!裕介。」


そう呼ばれて振りかえったさきには、般若のような顔をした楓がいた。

「な、何だよ。」

あまりにも怖い顔で、どもりながらも、聞いた。


ぴしっ!と突きつけられた物は…
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