メイドなあたしとイジワルご主人様。
だから、あたしは安心していた。


そして、なぜだかとっても優しい気持ちになっていた。

「うん。信じてる。」


搭乗時間になるまで、あたし達は空港の中を探検する事にした。


空港ってのは、結構いろんな物が売ってるから、見ていて楽しいんだよね。


しばらく歩いていると、カップル用の対になった鍵があった。


「…ねぇ。裕介。これ、1個ずつ持ってない?」

そういったら、なんだか悩んだ顔をしていた。


なんで?なんでなの?
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