メイドなあたしとイジワルご主人様。
「はい、じゃあその2。このマニュアル読んで覚えて。3日以内ね。楓ならできるだろ?」

ポイッと渡されたのは、分厚い資料みたいなヤツ。

表紙には、『藤川家家長専属メイドマニュアル』と書いてあった。

やばい。でも、がんばってみようかな。

「うーん。大変そうだけど、頑張るね。」

裕介様に凄いって言われたい。その気持ちだけだった。

「清さんに言えば、実践も出来るから。まぁ、がんばれ。」

励ましてもらえてちょっと嬉しかった。
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