メイドなあたしとイジワルご主人様。
裕介はちょっぴり考えた顔をして、こう言った。

「だって、今みたいな方が面白いだろ?」

はぁ?

面白いって…なんなのよ。

悩み続けたあたしの時間を返せ!

「面白いって…あたし、すっごく不安だったし、泣きたくなった事もあったんだよ?」

あたしは裕介をせめた。

だって…あたしは美晴にしか見せなかったけど、たくさん、たくさん泣いたんだよ?
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