ありがとう

大好き


     好きだったんだよ。
     大好きだったんだよ。
     でも君には大好きな彼女が居るんだもんね。
     大切な彼女さんが・・・。
     けして私には言わなかった彼女の事。
     名前さえも教えてくれなっかた彼女。
     君にとって私は仲のいい友達だったのに。
     唯一言ってくれなかったこと。
     何でも言える友達なんだよね・・・。
     そうだったんだよね・・・。
     だからもっと言えなくて、
     苦しかったんだよね。
     友達止まりだった。
     君を失いたく無かったからさ。
     意地なんて捨てれれば良かったんだけどね。
     私には無理だった。
     ねぇ。
     彼女さんの何処が好きなの。
     私と何が違うの。
     私じゃ駄目なの・・・。
     君の彼女さんと入れ替われたいよ・・・。
     なんでこんな事思っちゃうんだろう。
     負け惜しみだよね・・・。
     大嫌い。
     優しい君も。
     意地っ張りな私も。
     皆大嫌い。
     でも大好きなんだよ。
     悲しいけど君の幸せを願うよ。
     「幸せになって」 
     そう夕焼けに呟いた。


< 3 / 3 >

ひとこと感想を投票しよう!

あなたはこの作品を・・・

と評価しました。
すべての感想数:0

この作品の感想を3つまで選択できます。

この作家の他の作品

光り

総文字数/4,628

ノンフィクション・実話8ページ

表紙を見る
大切な日

総文字数/1,381

ノンフィクション・実話3ページ

表紙を見る
日向ぼっこ

総文字数/281

詩・短歌・俳句・川柳1ページ

表紙を見る

この作品を見ている人にオススメ

読み込み中…

この作品をシェア

pagetop