地球最後の24時間
先ほどの連中が俺を追ってやって来たのだと。
再度橋の方へ目を向けると、すでに暴徒らが自衛隊員を巻き込んでこちら側へ飛び出してきている。
「くそおっ!」
横に逃げる道を探すがそれもない。両脇をガードレールに囲まれた袋小路になっている。冷や汗が額を伝う。
車は横に広がり殺意を剥き出しにした。
(進むしかない!)
シフトレバーを蹴り飛ばすと、バイクは唸りをあげて前方の橋へ加速した。どうやって通過するかなど考える暇もない。ただ目の前の敵を蹴散らすだけだ。
目前に迫る暴徒たち。その目を見れば憐れみすら湧いてこない。バイクの音に気づいた数人が身構えたが、そのうちの一人は自衛隊員から奪った自動装銃を構えている。
(しまった!)
銃弾に倒れる自分を想像して血の気が引く。アクセルを握る手が一瞬グリップを緩めた次の瞬間、
(……!)
突然目の前の景色が白一色に塗りつぶされた。
再度橋の方へ目を向けると、すでに暴徒らが自衛隊員を巻き込んでこちら側へ飛び出してきている。
「くそおっ!」
横に逃げる道を探すがそれもない。両脇をガードレールに囲まれた袋小路になっている。冷や汗が額を伝う。
車は横に広がり殺意を剥き出しにした。
(進むしかない!)
シフトレバーを蹴り飛ばすと、バイクは唸りをあげて前方の橋へ加速した。どうやって通過するかなど考える暇もない。ただ目の前の敵を蹴散らすだけだ。
目前に迫る暴徒たち。その目を見れば憐れみすら湧いてこない。バイクの音に気づいた数人が身構えたが、そのうちの一人は自衛隊員から奪った自動装銃を構えている。
(しまった!)
銃弾に倒れる自分を想像して血の気が引く。アクセルを握る手が一瞬グリップを緩めた次の瞬間、
(……!)
突然目の前の景色が白一色に塗りつぶされた。