地球最後の24時間
第十八話
山に囲まれた景色は周囲を牧場や草原に姿を変え、進路はなだらかな道へと一変した。
視界に一面の夜空が広がり、その中を無数の流星が飛び去る光景は、美しさと恐怖を併せ持って不思議な感覚を覚える。
「なあ『ジャッジメント』ってどんな風に落ちてくんのかな?」
そのあさきちの質問の意味は俺には全く分からなかった。
「なにそれ?」
「テレビ観てないの?」
俺はすぐに家を飛び出したので、その後の放送を観ていない。
「最後に落ちてくるでっかい奴よ」
なるほど、そんなシナリオが存在していたとは全く知らなかった。
「何億年か昔に一度、地球に直径十キロの隕石が落ちたそうだけど、それで一旦地球上の生物はほぼ死滅したそうだ」
「今度もそんな奴が落ちるのか」
「もっとデカい。五十キロだってよ」
そりゃ確かにデカい。俺たちはひとたまりもないだろう。
しかし地下に潜れば多少は助かるのでは? そんな疑問も湧いてきて、あさきちに聞いてみた。
しかし返ってきた答えはノーだ。
視界に一面の夜空が広がり、その中を無数の流星が飛び去る光景は、美しさと恐怖を併せ持って不思議な感覚を覚える。
「なあ『ジャッジメント』ってどんな風に落ちてくんのかな?」
そのあさきちの質問の意味は俺には全く分からなかった。
「なにそれ?」
「テレビ観てないの?」
俺はすぐに家を飛び出したので、その後の放送を観ていない。
「最後に落ちてくるでっかい奴よ」
なるほど、そんなシナリオが存在していたとは全く知らなかった。
「何億年か昔に一度、地球に直径十キロの隕石が落ちたそうだけど、それで一旦地球上の生物はほぼ死滅したそうだ」
「今度もそんな奴が落ちるのか」
「もっとデカい。五十キロだってよ」
そりゃ確かにデカい。俺たちはひとたまりもないだろう。
しかし地下に潜れば多少は助かるのでは? そんな疑問も湧いてきて、あさきちに聞いてみた。
しかし返ってきた答えはノーだ。