地球最後の24時間
レバーが不意に弾かれ満タンになった事を知らせたその時、女の悲鳴をかき消す銃声が響き渡った。
一発ではない、連続した発砲音はライフルではなく明らかに自動装銃によるものだ。
今度は野太い悲鳴とともに男たちの体が弾けるように後ろへ飛び、そして血がアスファルトに飛散した。逃げようと駆け出す男も銃弾を浴びて壊れたロボットのような不自然な動きで這いつくばる。
(自衛隊か?)
続けてジープのエンジン音が近づき、ルーフから自動装銃を構えた自衛隊員の姿が見えた。下をのぞき込んで運転手と何やら話をしているようだ。その自衛隊員は白い歯を見せて笑っていた。
その表情に薄ら寒い予感が走る。ジープは無残な死体の転がる傍らへ車体を止めると、車内から二人が降りてきた。
一発ではない、連続した発砲音はライフルではなく明らかに自動装銃によるものだ。
今度は野太い悲鳴とともに男たちの体が弾けるように後ろへ飛び、そして血がアスファルトに飛散した。逃げようと駆け出す男も銃弾を浴びて壊れたロボットのような不自然な動きで這いつくばる。
(自衛隊か?)
続けてジープのエンジン音が近づき、ルーフから自動装銃を構えた自衛隊員の姿が見えた。下をのぞき込んで運転手と何やら話をしているようだ。その自衛隊員は白い歯を見せて笑っていた。
その表情に薄ら寒い予感が走る。ジープは無残な死体の転がる傍らへ車体を止めると、車内から二人が降りてきた。