地球最後の24時間
――俺はポケットにそれを入れて亜紀と二人でそこへ行ったんだ。
細い山道に四サイクル単気筒の音が不等長に響き、喘ぎ喘ぎ登っているのが分かる。
「お尻痛いよ~!」
「ケツ上げとけよ、もう少しだから我慢我慢」
細い上に傾斜はきつく、歩いて登ってもかなりきつい道を二人乗りのオフロードバイクで登った。
やがて前方の木立が切れ、目の前が明るくなった。ずっとリアに懸かっていた荷重がふっと軽くなる。
ようやく登りきった先、ここに亜紀を連れて来たかったんだ。
細い山道に四サイクル単気筒の音が不等長に響き、喘ぎ喘ぎ登っているのが分かる。
「お尻痛いよ~!」
「ケツ上げとけよ、もう少しだから我慢我慢」
細い上に傾斜はきつく、歩いて登ってもかなりきつい道を二人乗りのオフロードバイクで登った。
やがて前方の木立が切れ、目の前が明るくなった。ずっとリアに懸かっていた荷重がふっと軽くなる。
ようやく登りきった先、ここに亜紀を連れて来たかったんだ。