地球最後の24時間
第二話
人は自分の命があと二十四時間しか残されていないと宣告されたとき、どんな行動をとるのだろう?
俺は必死に携帯のボタンをかれこれ三十分は操作していた。
『しばらくお待ち下さい』
『しばらくお待ち……』
『しばらく……』
『しば……』
「くそう!」
駄目だ!
完全に回線はパンクして通じる気配もない。画面上の表示が消えることも無かった。
「なんなんだ畜生!」
役に立たない携帯を放り投げるとベランダから外を窺う。
他の人間はどうしているのだろう?
俺は必死に携帯のボタンをかれこれ三十分は操作していた。
『しばらくお待ち下さい』
『しばらくお待ち……』
『しばらく……』
『しば……』
「くそう!」
駄目だ!
完全に回線はパンクして通じる気配もない。画面上の表示が消えることも無かった。
「なんなんだ畜生!」
役に立たない携帯を放り投げるとベランダから外を窺う。
他の人間はどうしているのだろう?