Office Love 〜社長と私〜
黒のスーツに独特のオーラ。
今の社長は、この前会った雰囲気の社長じゃなかった。
この前は確かに独特なオーラといえばそんな感じだけど
もっと軽めな感じだったのに・・・。
今は、圧倒的な存在感と社長としての雰囲気を漂わせている。
なんか上手く言えないけど・・・。
説明なんて出来ないほど・・・。
言葉が出ないほど、目が離せない。
こんなに。
変わるんだ・・・。
「・・・な・・沙那・・・??」
「え・・・?」
気付いた時には、由香里が私の肩揺すっていた。
「もー、いくら社長が格好よくても見とれ過ぎ!!」
「み、見てないよ!!」
必死に横に首を振るが由香里は、またまたぁ〜とちゃかしてくる。
た、確かに見てたけど・・・。
いつもと違うな・・・って思っただけだし。
べべべつに、断じて見とれてた訳じゃない!!
よし!と自分自身に弁解をしながら、由香里と一緒にご馳走を持ちながら席についた。