Office Love 〜社長と私〜
ざわざわと賑わいながら刻々と時間が過ぎていった。
「ん〜、もう一杯!!」
「ちょ、由香里呑み過ぎだって!!」
由香里は、次々に強いお酒を呑んで顔を赤くしながら酔っている。
かなり酔ってんなぁ・・・。
はぁ・・・と溜息をつきたいが、今日はせっかくのパーティーもとい、飲み会だし。
・・・しょうがないなぁ。
「ちょっと待ってて。今水持ってくるから。」
そう言って、椅子から立ち上がり水を取りに行った。
飲み物。飲み物〜っと。
水、どこだっけ・・・??
その辺を軽く見渡すと飲み物が並んでるところがあった。
「あった・・「「「きゃーっっ」」」
うわ・・・。凄い声。
なに・・・??
甲高い黄色い声や、甘ったるい声がうるさいほど聞こえてきた。
ちらっと、声をするほうを見ると沢山の色っぽい衣装をした女達がいた。
「もー啓くんってばぁ、すごぉ〜い!!」
「啓さぁ〜んっっ」
・・・?!
啓って・・・??
沢山の声から微かに聞こえくる名前。
啓って、社長??
半信半疑な気持ちを抱えながら
少し近くに行き、周りから分からない程度に覗いた。
・・・っ!!
そこには、沢山の女に囲まれ爽やかな笑顔をしている社長がいた。