Office Love 〜社長と私〜
すぐに自動販売機の前にいる女に話しかけて、少し挑発すればすぐに表情が変っていく。
分かりやす・・・。
心の中で楽しみながらも表には出さない。
そして、こいつにクビにすると宣告してみるが冗談だと思ってやがる。
まぁ、いい。
そう強気でいてくれなきゃ面白くねぇ。
俺は社長室に戻りその女の事を調べてみた。
名前は、神崎 沙那か。
ふーん。
きっと誰が見ても今の俺の表情は、良くないものだと分かるだろう。
そう思っても、口元が上がるのを止める事が出来ない。
そりゃあ、あの女をからかえる事が出来ると思えば面白くないわけがないだろ?
コホンと一度咳き込み、顔を普段と同じに戻してから部下を呼んだ。
「如何なさいましたか?社長。」
暫くして、秘書である奴らが現れた。
「あぁ。ここの会社にいる神崎沙那を今すぐに呼べ。」
「はい。かしこまりました。」
そう言って一礼してから、秘書の2人は社長室を出ていった。
・・・どんな反応をみせるのか。
楽しみだ。