Office Love 〜社長と私〜
何か企んでいるような笑みを浮かべながら言った社長。
あ、あやしい。
「な、にを考えてるんですかっ?」
「いーや、べつに?」
なにもないって顔じゃない・・・。
疑いの眼差しを社長に向ける私。
「そんなに警戒すんなよ。・・・まぁ、そのうち・・・な?」
「い、いいいりません!」
さり気なく私の腰を撫でている手を掴みながら断る。
「遠慮するな。貰えるものは有難く貰えよ。」
「絶対いらないです!」
断固拒否!!
だって絶対ろくな事じゃないもん!!
――コンコン
あれ?
いきなり社長室の扉がノックされた。
秘書の人かな・・・??