空の少女と海の少年


「誰だお前」


海斗が睨みながら聞くと
石川は素早く4人に名刺を渡した


「そんな警戒しないでよ〜。俺は能力者協会の社員、石川健一25才。一応この街の管理をしているんだ。…まあ座れよ」


危害を加える様子はないようなので
言われたとおり4人はその場に座り
奈々は男に聞いた


「協会が私達に何の用よ」

「分かってるだろ?俺の仕事は君らを学園に連れて行くことだ。もし一緒来なかったら………」


来なかったら……?


力ずくでも連れて行くのだろうか
春達は緊張しながら石川の言葉を待った


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