空の少女と海の少年
「……俺がクビにされる。」
「「「そんなの知るかっ!」」」
春と奈々と陸は叫び
海斗は呆れて溜め息をついた
「すげ〜。息ぴったりだな〜。ま、とりあえず学園に案内するぞ。」
石川は鞄からガラス玉を取り出して
そのまま地面に落とした
ガシャンッ
ガラス玉が割れた瞬間
目を開けていられない程
強い光が屋上に溢れ
4人はとっさに目を瞑った
「「「「───っ!」」」」
徐々に光が弱わまっていく
もう…大丈夫…?
春がそっと目を開けるとその目の前には
さっきまでいた殺伐とした屋上とは違う
見知らぬ景色が広がっていた
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