空の少女と海の少年
‥*HARU's side*‥
──今から2年前
春達は中3だった
春はいつも
みんなのお荷物で
みんなは能力者
春?春は……普通の人間
みんなは春に気を使って
春の前では能力は使わない
だから春がいなくならないと
能力の練習が出来なかった
「──春まだ8時よ?もう寝るの?」
奈々は眠そうにベッドに入る
春を見て首を傾げると
春は満面の笑みでピースした
「早寝早起きはよい子の証だよっ☆」
「……ふふふっ。そうね、おやすみ。」
「おやすみっ。」
春が眠ったのを確認すると
奈々は部屋を出て行った
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