空の少女と海の少年


『今話すのー?』

『いや……説明は夜にしましょう。今話しても混乱するだけですから、少し落ち着かせましょう。』


ユラは少し考えてから言うと
全員頷いてサラとウタ以外の
神は部屋を出て行った

俯いたまま動かないサラの肩を
ウタは優しく叩いた


『サラ気にするなって!春なら大丈夫だよ!』

『……ウタ。』


サラが顔を上げると
ウタは笑顔で笑った


『……ありがとう。』

『サラ可愛いっ!』

『黙れっ!離れろっ!』


ウタが抱き締めたら
サラは真っ赤になって
怒っているがその表情は
どこか嬉しそうだ


『ラブラブですわ。』

『見えないよー!ちゅーしたっ!?』

『ガキは引っ込んでろ。』


そんな2人を他の神達は
ニヤニヤと見ていました


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