空の少女と海の少年
「そういえばさー……由紀!?」
「橋本っ!?」
奈々と陸はサラダを
落としながらも思わず叫んだ
窓の外のベランダに
由紀が立っていたから
ここは15階です
由紀の部屋とは隣じゃない……
どこから来ました?
2人が呆然としていると
由紀が窓をコンコンと叩いたので
奈々は慌てて窓を開けた
「おい橋本〜おま「煩い。古賀君起こしてきて。」……かしこまりました!」
陸の言葉を遮りながら用件を言うと
すぐさま陸は隣に走っていく
逆らってはいけない気がしたから
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