空の少女と海の少年


『これは疲れるんだ……。』


深い溜め息をつくが
すぐに真剣な顔になり
両手を春の胸の上に翳す


『完全覚醒』


パァンッ


「っ!!」


魔神様の言葉と共に
七色の濃い光が春を包みこむ

その色に魔神様は
冷や汗を流しながら呟いた


『!?こいつ……¨空¨か?』

「気づくの遅いんですけど!なにこの濃い光は!」

『先に言え馬鹿者!空と海は力が大きすぎるから、本当はもっと本格的にやらねば……え?』

シュンッ


魔神様と蓮は唖然とした


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