空の少女と海の少年


「(体が軽すぎる……。)重力はだから嫌なんだよ!」

「別にいいじゃない。」


奈々はクスリと笑うと
真剣な顔になり呟く
同時に陸も蓮に技を放った


『5トン』

『爆炎!』


体が動かない上に
さっきとは桁違いの炎が蓮に迫る
蓮は息を吐くと
重い腕を前に突き出した


「本気で……やらなきゃ殺されそうだね…『闇鏡っ!』」


蓮が叫ぶと周りの闇が蓮を囲い
鏡のように光り出した

危険を察知した奈々は
すぐに自分と陸の前に
固い空気の壁を作り出す

パアァァンッ!

陸の炎が鏡に当たると
更に光り攻撃を跳ね返した


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