空の少女と海の少年
「っ!」
「っやばい!壁がもたない!」
空気の壁が壊れると同時に
2人は後ろに吹き飛ばされた
着地して前を見ると煙が晴れ
中心には黒い剣を持った
蓮が立っていた
「あーあ、君らを甘く見すぎてたみたい。春ちゃん以外は雑魚だと思ってたよ。」
「やっと本気ってか?舐めやがって。」
陸は唾を吐くと一瞬で蓮との間を詰め
炎の拳で殴りかかる
蓮は剣で防御しながら呟いた
『鎌鼬(カマイタチ)』
「──っ!?陸っ逃げて!」
奈々はすぐに叫ぶが遅かった
無数の斬撃が襲いかかり
陸は地面に力なく倒れた
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