空の少女と海の少年
「一体何なのよ……。」
「いつもの和やかな朝食戻ってこーい。」
2人は15階にある
S組専用のカフェ
¨free style¨に来ていた
落ち着いた雰囲気の店内には
陸と奈々以外には
初老のマスターしかいない
「ねえ陸……春って海斗の事好きなのかしら?」
キャラメルマキアートを飲みながら
真剣に奈々が言うと陸は爆笑しだした
「……ぶはあっ!ないない!楠木が海斗を好きとかありえ………」
……いや待てよ
思い出せ!さっきの朝食を!
今日は奈々特製☆卵焼きに
焼き魚にご飯に……
って違う違う
もうちょい後だ
楠木の口に付いた
卵焼きを取ろうとした海斗
それより早く自分で拭き取った楠木
そしたら海斗は不機嫌になって
楠木は顔を赤くして……
……ん?
楠 木 は 顔 を 赤 く し て ?
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