空の少女と海の少年


その後S組は順調に勝ち進み
次は海斗の試合
海斗はコートの上で
対戦相手と向かい合っていた


「君が海斗君ですか。噂は聞いていますよ。イケメンで強いとか騒がれていますが……僕程ではないですねえ。しかも可愛い彼女……春ちゃんでしたっけ?羨ましいですねえ。」


目の前の男はナルシスト

海斗は眉間にシワが寄るくらい
最高に不機嫌になっている


「……お前なんか蓮に似ててムカつく。審判、さっさと試合始めて。」

「嫌だなあ〜僕には陽と言う格好いい名「始めろって言ってるだけど。」


かなりイライラしてる海斗を
春達は焦りながら見ていた


「海斗…怒ってるね。」

「死んだなあいつ。」

「瞬殺ね。」


審判がビビりながら
笛を鳴らした瞬間
ナルシスト男は凍りついた


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