空の少女と海の少年
「そろそろ終わらせるか?」
「いいぜ!これで決めるぞ!」
2人はニヤリと笑うと
両手を前に出して
力を集中させて技を放った
『雪月花!』
『太陽輪!』
無数の花びらのような氷の粒と
巨大な炎の輪が激しく
回転しながらぶつかり合う
炎は氷を溶かすが
水となり炎を消そうとする
生徒や教師、春達も
息を呑んでそれを見つめている
海斗と陸の技はそれぞれ
力を与えられ続け
さらに勢いを増している
「そこまで!」
「「……は?」」
笛が鳴り響くと2人は
氷と炎を消し去って審判を見た
陸は審判に近寄ると文句を言う
「なんで止めるんだよ!いいところだっただろ!」
「5分経ったからです。」
「……は?5分?」
2人は審判に文句を言おうとすると
後ろから声がした
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