空の少女と海の少年
惚れねえよ。
春以外の3人は心の中でつっこむと
ミーナに続いて隣の部屋に入った
4人をソファーに座らせたミーナは
手に持っていた袋から
綺麗にカットされた
無色透明の小さな石を4つ
取り出して机の上に置いた
春達は置かれた石を
不思議そうに見つめた
「これかジュエル?」
「宝石っぽくないよー……。」
「いや、これはジュエルの原石だ。まあ見てろ、お前らなら綺麗なジュエルになるだろう。」
ミーナはそう言って笑い
ジュエルの原石を配ると説明を始めた
「いいか?色を出してジュエルの原石を手のひらに乗せろ。そしたら私の能力でジュエルを作ってやる。」
「能力で?」
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