空の少女と海の少年
「私の能力は¨創造¨。物の形を変え、命を与える素晴らしい能力だ。」
自慢気に笑ったミーナは
4人が手のひらに原石を
乗せたのを見ると
すぐに真剣な表情になり
瞳を琥珀色に変化させて陸を見た
「まずはお前から始めるぞ。」
「よし、来い!」
ミーナは原石の上に
手をかざすと力を集中させる
「……《宝創》」
ミーナの言葉と共に
手のひらから虹色の光が溢れた
するとジュエルの原石も
同じように虹色に光り出し
光が赤になるとフッと消えた
陸の手のひらには
シンプルな赤い石のピアスが
ちょこんと乗っかっていた
「す……すげえ!」
「どうだっ!私の能力は素晴らしいだろっ!」
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