空の少女と海の少年


「でも魔神様はいいの?あの城に1人なんじゃ……。」

「魔神様はもう僕の好きな魔神様じゃないから。リールに完全に洗脳されちゃったから、僕はリールを倒して魔神様を元に戻す。だから、目的は同じってこと!」

「春、魔神様って誰?」


いまいち話が分からない
海斗に春は説明した


蓮と魔神様のこと
魔神様はいい人なこと
2人は親子同然なこと
そしてリールの部下だということ


話を聞いて海斗は驚いて蓮を見た


「お前……人間だったのか?」

「失礼だなっ!僕は人間だ!」

「じゃあなんで魔神と生活してたんだよ。」


魔神から見れば人間なんてアリ同然
わざわざ蓮を生かしておく理由はない


「……昔話をしてあげるよ。」


微笑みながら蓮は
そう言うと昔話を語り始めた


_
< 386 / 652 >

この作品をシェア

pagetop