空の少女と海の少年


──10分前の学生寮

5人はテーブルを囲んで
仲良く朝食を食べ……


「蓮……てめえふざけんなよ。」

「海斗こそ……調子乗らないでよね。」


仲良く朝食を食べずに
海斗と蓮は朝からバトってました

テーブルを挟んで火花を
散らす2人を放置して
クロワッサンを頬張る
春と奈々と陸は
今日始まる第二の試練について
真剣に話していた


「今回のステージはどこなのかしら。」

「北極とかだったら死ぬー。」

「どんなレースになる「海斗って本当に馬鹿すぎて救いようないよね〜。」

「人間的に腐ってるお前に言われる筋合いはない。」


言葉を遮った2人の方を
チラリと見たあと
春はまた話し出した


「どんなレー「腐ってるのは海斗じゃん。」

「馬鹿か?俺のどこが腐ってるんだよ。」

「全てが納豆レベルで腐ってる。」

「ああ?てめえ喧嘩売ってんのか?」


また言葉を遮った2人を
チラリと見たあと
奈々と陸の方を向いて
笑顔かつ大きな声で話し出した


「どん「やっぱお前一回死ね。」

「海斗に殺されたら一生の恥で生まれ変われないね。」

「ああ?」

「なに、やんの?」


とうとう席を立って
戦闘態勢に入った2人を
春はチラリと見た


_
< 438 / 652 >

この作品をシェア

pagetop